Screen_Shot_2021-12-03_at_2.17.43_AM.png

地位の高い司祭は、最高の法衣と徽章を所属する修道院に奉納する習慣があった。謙虚な司教テオファネス」のエンコルピオンもそうかもしれない。豪華な銀金製のケースに、尖ったアーチ状の開口部が3列に並んでおり、その開口部を開けると、木製の下地に描かれた福音書記者、大天使、大祭司、聖人の胸像が描かれたイコンが現れる。緑色を基調とした繊細なフィリグリー・エナメルの装飾模様、フレームとケースの裏側を飾る鋳造ガラスの石、トルコ石、真珠は、渋い絵の人物像とは対照的である。


高さ8.8cm
フィリグリー・エナメル、キャスト・ガラス・ストーン、パール、ニエロ
銀金ケースに入った聖人の胸像が描かれたイコン

Topics