スフィンクス神殿は、大スフィンクスの前足前にある神殿で、スフィンクスにまつわる特別な宗教活動が行われていた。この神殿は、石灰岩の露頭からスフィンクスを彫る際に、スフィンクスの体の周囲から切り出された石で建てられた。
スフィンクス神殿は完全には完成しなかったが、近くにあるカフレ渓谷神殿とほぼ同時代のものかもしれない。カフレ渓谷神殿は、カフレのピラミッド、ピラミッド神殿、渓谷神殿を含むカフレのピラミッド複合体の一部だった。スフィンクスの南には、カフレの谷間の神殿からピラミッド神殿への土手道がある。
現在、スフィンクス神殿は立ち入り禁止となっており、特別な許可を得た人だけがスフィンクスの前足と神殿の間のエリアを訪れることができる。